ゲリー・ウェバー・オープン(ハレ)2日目ハイライト動画
錦織の初戦はベルダスコに逆転勝利
今年、はじめての芝のコート。対戦相手は、ストロークもよく、一発のショットもあるベルダスコ。
ベルダスコとの対戦は、いつもヒヤヒヤさせられます。できれば初戦ではあたりたくない相手です。
全仏でも苦労しました。
第1セットは、お互いサービスに慣れておらずキープが続きます。タイブレークに突入し、6−7から錦織がバックのジャックナイフでウィナーをとります。
これは第1セットいける!とおもったのですが、取りきれません。ラリーで押していたにもかかわらず、ワイドに振られた時にダブルバックでクロスへ返球してしまい、ベルダスコにフォアのダウンザラインをきめられてしまいます。
あそこは、スライスやろ!
と、思わずテレビの前でひっくり返りそうになりました。
その後、ベルダスコにサーブを決められこのセットを落としてしまいます。
いやーな、流れでしたが第2セットは、錦織がサーブに慣れてきたのか、早くもブレイクして3−1。しかし、この後すぐにブレイクバックされおいつかれてしまいます。
錦織のサービスって。。。
サーブでポイントが取れる選手がうらやましいです。
その後、また錦織がブレイクして4−2。そしてこのまま、6−3で第2セットを錦織が取ります。
ファイナルセットは、ベルダスコが腰の調子が悪いのかプレーに精彩をかいてきていたので、安心してみれました。最後は、6−4で錦織が勝利。
難しい初戦を突破、よかったです!
順調にいけば、ベスト4でフェデラーとあたります。その前に若手21才のカチャノフ(ロシア)の挑戦を退けなければなりません。けっこうタフドローですね。
杉田祐一が生ける伝説ロジャー・フェデラーに挑戦
フェデラーの初戦は、ラッキルーサーで出場がきまった杉田祐一。
前のメルセデス・カップでドイツのハースに初戦で敗れたフェデラーは、さすがに芝でこれ以上まけるわけにはいきません。
次は、ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)、芝でのサーブアンドボレーヤーは、危険です。
6−3、6−1でフェデラーの完勝。
杉田も、慣れない芝で相手がフェデラーというストレスのかかる対戦でしたが、プレー中、笑顔もありました。いい経験を積んで次回に望んでほしいです。
アレクサンダー・ズベレフが初戦を完勝でスタート
第4シードのA・ズベレフ(ドイツ)が地元の大会でどこまでいけるか?
去年は、フェデラーを倒して決勝へ進みましたが決勝で敗れています。
対戦相手のパオロ・ロレンツィは、イタリアの35才のベテランです。現在、キャリア最高位33位を更新していますから調子がいい選手です。
ズベレフがいいのは、普通のショットの質が高いことです。フォア、バック、サーブとMAXパワーでなくてもポイントがとれます。
第1セットを6−0でとりますが、ゾーンにはいっていたわけではなく通常のプレーをしていただけ、この基本性能の高さが次世代のN0.1と評されるところなのかと。
第2セットは、6−4でほぼ完勝といって内容で初戦を終えました。
ズベレフ王子は、好発進です。順調にいけばベスト8でティエムと対戦。楽しみな試合です。