初対戦は完敗!錦織、次世代の貴公子アレクサンダー・ズベレフに敗れ決勝進出ならず【シティ・オープン2017】

涼しい顔で入場を待つズベレフ

一方、真夜中の連戦の疲れか厳しい表情の錦織


錦織対A・ズベレフのハイライト動画(他、ケビン・アンダーソン対ジャック・ソック)

初顔合わせの対戦は、残念ながら錦織の完敗となってしまいました。

いきなり3ゲームを連取された錦織、その後も常にズベレフに振り回されラリーの主導権が握れません。第1セットは。6−3で落とします。

ズベレフには、平均して200キロを超えるサーブ。あの甘いマスクでデル・ポトロ並のショットのパワー。もちろんリーチを活かしたコートカバーリングもあります。


ズベレフのランニングショット。普通にみえますが速いしバランスがくずれません。

さらに目立って弱点のないバランスの取れたテニスがプレッシャーになり、錦織は思うようなテニスをさせてもらませんでした。

セカンドセットもそのまま一度もブレイクポイントを握ることなく、6−3で決着。

完敗です。ぐうの音もでません。

しかも、ほんとかっこいいです。

フェデラーがみせたような前後にふりますショットを交えたチェンジオブペースが一つの解決なのかもしれませんが、ある程度、ラリーで押し込む場面がないとそれすらできません。

今回は、疲れもあってか、全体的にボールが短かったですが、ズベレフと打ち合えるストローク力はあるはずです。あとはサービスゲームを楽にキープしていきたいですね。ただ、いまの戦力分析では、かなり厳しい戦いを今後も強いられそうです。さすが、次世代王者候補といわれるだけあります。

まぁ、怪我がなくてよかったです。ハードコートシーズンは始まったばかりですのでなんとか調子を上げていって欲しいですね。