【九死に一生!錦織生き残る】準々決勝10日目のハイライト【マイアミ・オープン2016】

サバイバルゲーム

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錦織VSモンフィスとの準々決勝。
第1セットを4−6で失った錦織。第2セットを6−3で取り返し、勝負の行方はファイナルセットへ。
ここからがサバイバルの始まりです。ナダルも棄権するほどの暑さのマイアミ。
モンフィスは、何度も膝に手をあて、ラケットをついて息を整えないと次のプレーにはいれません。
その中で錦織が4−2とリードしたかと思えば、集中力の切れたところをモンフィスが盛り返し、一気に逆転。
持てる力を総動員し、観客をも味方につけたモンフィス。錦織は、ほとんどアウェイの環境の中、5−4で40−0のトリプルマッチポイントを握られます。通常なら99%負けです。しかし、ここから錦織は這い上がります。

鋼鉄の心臓

ギリギリのところで4つのマッチポイントをしのぎ、5−5においつくも、また、6−5とリードされてモンフィス5度目のマッチポイント。その次のラリーでドロップショットを選択する錦織選手。ハートの強さが半端ないです。
タイブレークに持ち込むと、最後は、6−3から錦織がたった1度のマッチポイントをものにしました。

ナイスゲーム&ナイスガイ

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錦織選手のマッチポイント直後、ラケットで体を支えなければならないほど消耗しきっています。

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負けた直後のモンフィスのこの笑顔。相当くやしいはずですが、さっぱりとした様子です。

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そして、錦織ともがっしり抱き合い健闘をたたえます。
ナイスガイ過ぎます。ほれてまうやろ!

準決勝の相手は、ニック・キリオス

ラオニッチVSキリオスの対戦
予想では、好調のラオニッチだったのですが、キリオスがラオニッチのショットを読みきったかのようにカウンターを決めまくります。


キリオスのスーパーボレー。すごい反射神経と、繊細なタッチのショットです。
結果は、6−4、6−4でキリオスがラオニッチに反撃のスキを与えませんでした。

ニック・キリオス関連動画

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ラオニッチは自分のテニスができなかったのか苦々しい感じ。錦織・モンフィス戦と違って淡白な試合後(笑)です。

錦織VSキリオスの試合は、4月2日の8時頃開始の予定です。錦織はコンディションが気になりますが、九死に一生を得たのですから、優勝まであと少し!駆け上がってほしいですね。


準々決勝ハイライト