デビスカップ準々決勝のプロモーション動画
準々決勝の組み合わせは以下の通り
アメリカ対オーストラリア
アメリカは、好調ジャック・ソックとビッグサーバーのジョン・イスナーの2枚看板。
それに対するオーストラリアは、監督は昨年引退したヒューイット。
ランキング15位、今年ジョコビッチからなんと2勝。マイアミではフェデラーとフルセットでベスト4に進出したニック・キリオスが中心のチームです。
1日目
ラバー1(第1試合)は、22才のジョーダン・トンプソンが、大勝利!
デビスカップ1回戦のチェコとの対戦でも初出場ながら2勝をあげ、勝利に貢献したトンプソンが、格上のソックに6−3,3−6,7−6,6−4で大きな1勝。
ラバー2(第2試合)は、どちらもサービスが武器のキリオスとイスナー。引き締まった試合になりましたが7−5、7−6、7−6でキリオスが見事な集中力で2勝目。
ここのところのキリオスは、勝負強さを感じます。
2日目
ラバー3(第3試合)、アメリカは崖っぷちダブルスは、ソックとジョンソンのペアで全豪ダブルス優勝のピアースとサーバー世界最速263キロのサム・グロスの対戦
ここは、ファイナルまでもつれましたが3−6,6−3,6−2,2−6,6−3でアメリカが1勝目
3日目
ラバー4(第4試合)、アメリカは、ランキング25位のサム・クエリー、こちらもビッグサーバー。たまに覚醒してフォアもバックも手がつけられなくなります。
オーストラリアは、エースのキリオス。
ここでもキリオスが7−6、6−3、6−4で手堅く自国の勝利を決めました。オーストラリアは3−2で準決勝進出です。
デビスカップでも大活躍のキリオス、充実した今シーズンを送っています。このままいけばトップ10圏内も夢でないでしょう。
キリオスがメインだったので残りはさらっと(笑)
イギリス対フランス
前年優勝したイギリスは、苦境に立たされていました。
なぜなら、大黒柱のアンディ・マレーが肘の怪我で戦線を離脱しているからです。
対するフランス。ガスケ・モンフィスをこちらも怪我で欠き、ジョー・ウィルフリード・ツォンガは第1子の誕生参加を見合わせており、先の読めない対決となりました。
1日目は、シングルスのラバー1、ラバー2をフランスのランキング17位のルーカス・プイユと66位のジェレミー・シャルディーが制して、フランスが2−0
イギリス対フランスのハイライト動画
ダブルスは、ジェイミー・マレーとドミニク・イングロット対ジュリアン・ベネトーとニコラ・マユ。
「おに~ちゃーん、がんばれー」とはいうものの、7−6、5−7、7−5、7−5でベネトー・マユのペアに敗れ、フランスが3−0で勝利が確定しました。
最終結果は、4−1でフランスの準決勝進出です。
スペイン対セルビア
スペインは、ラファエル・ナダルとバウディスタ・アグートが不参加。
スペイン対セルビアのハイライト動画
セルビアは、ノバク・ジョコビッチが復帰後、初の試合をデビスカップで戦います。
ラバー1のシングルス。ジョコビッチがアルベルト・ラモス(24位)を全く寄せ付けない6−3、6−4、6−2で完勝。
復調をアピールしました。ラバー2はビクトル・トロイツキもストレートで勝利すると、ラバー3のダブルスもトロイツキと41才、ジモニッチがフルセットで勝利。
セルビアが3−0とストレート勝利となりました。ジョコビッチもさることながらトロイツキが2番手でいい仕事をしましたね。
イタリア対ベルギー
イタリアは、ファビオ・フォニーニが不参加で、37位のパオロ・ロレンツィが1番手。74位のアンドレアス・セッピが2番手です。
ベルギーは、14位のダビド・ゴフィンがエースでチームを支えます。
ベルギー対イタリアのハイライト動画
ラバー1のシングルスでベルギーの51位、スティーブ・ダルシスが41位のロレンツィに勝利したのは、大きかったです。
その後、ラバー2でゴフィンがセッピに堅実に勝利すると、先に2勝で王手をかけるベルギー。
ラバー3のダブルスでは、フルセットでベルギーは敗れるも、次のラバー4のシングルス、ゴフィンとロレンツィの対戦では、ゴフィンが実力をみせつけストレートで勝利。
シングルスNo.1に実力差があるとある程度勝利数が計算できるので、ダルシスが今回のベルギー勝利を決めたといっても言い過ぎではないでしょう。
これで準決勝は、ベルギー対オーストラリア、フランス対セルビアとなりました。
ベルギーのゴフィンとオーストラリアのキリオスの対戦は楽しみです。若干、オーストラリア優位でしょうか。
フランスとセルビアは、ガスケ、モンフィスら主力メンバーの復帰状況とジョコビッチの状態がポイントですが、こちらは全く読めませんね。
デビスカップ準決勝は、9月15日~9月17日に開催予定となります。