ギリシャの若干19才の若者が、立て続けに元1位と現在の2位に勝利し、ベスト4進出を決めました。
ステファノス・チチパス、193センチ、右利きでバックは片手打ち。
かっこいいバックハンドを打つ選手だなくらいの印象でしたが、ここ数ヶ月で驚くべき進化をとげています。
4月のバルセロナ・オープンでは、ドミニク・ティエム(オーストリア)とカレーニョ・ブスタ(スペイン)のクレー巧者に勝利、決勝ではナダルに破れはしましたが、頭角を表していました。
バルセロナ・オープンのティエム戦
実はウィンブルドンジュニアで優勝しそうだった?実力は折り紙付き
2016年(17才、って2年前ですやん)のウィンブルドン選手権男子ジュニアのシングルスでは準決勝でシャポバロフ(カナダ)と対戦してフルセット(4−6、7−6、6−2)で敗退。その後、シャポバロフは決勝でデミノー(オーストラリア)に勝って優勝しました。
ジュニアダブルスでも決勝でシャポバロフと対戦。こちらは勝利し、ダブルスの優勝者となっています。
Wimbledon 2016 Boy's Doubles Winners with my mate Kenneth Raisma. Best day of our lives! pic.twitter.com/F6xriSAb3W
— Stefanos Tsitsipas (@StefTsitsipas) 2016年7月10日
今年のウィンブルドンは4回戦まで進出、17才のときは華奢な感じだったチチパスですが、ガッチリしてきました。
身体能力をいかした、ダイビングボレー❗
ツアーでの経験を積んでメキメキと実力をつけてきました。
フルセットでジョコビッチを破る大金星
そしてついにロジャーズ・カップでジョコビッチを破るビッグアップセット(番狂わせ)
6-3 6-7(5) 6-3のフルセットでロジャーズカップ優勝4回のジョコビッチに勝利。
ジョコビッチ対チチパスのハイライト動画
サーブ、フォアはすでに高いレベル(これホント普通に難しいのに。。。)
スライス、ドロップショットも戦略的に使いこなす、オールラウンダーへと成長しています。
片手バックハンドがかっこいい
チチパスに片手バックの秘密を聞いてみる動画
豪快でありながら華麗さも感じるバックハンドです
ジョコビッチに勝利したあとチチパスはインスタグラムにアップし、コメントを残しています。
Stay positive, work hard, make it happen
直訳すると、「積極的でありつづけ、勤勉であることが、それを引き起こす。」
なんですが試合内容についてのコメントなのか、これまでの自らのテニスへの取り込み方についてコメントなのか深い意味を感じてしまいます。
試合後にジョコビッチが「ようやったな」て感じで抱き合う写真は映画のワンシーンのようで感動的です。
続いて世界2位のA・ズベレフにも大大勝利!
チチバスのコートを広く使ったラリー動画
ここでもドロップショットをアクセントに使っています。
前週シティ・オープンで優勝して、調子がいいといっていたサーシャに3-6, 7-6 (13-11), 6-4の逆転勝利😊
立て続けにトップランカーを撃破し、次は2018年ウィンブルドン準優勝のケビン・アンダーソンです。
最近イケメン度があがったチチパス
ズベレフに勝利後のチチパスのインタビュー動画
イケメンです
なんなんだこのセレブ感
数ヶ月前は、爽やかな兄ちゃん風だったんですけど、夏になにかあったんですかね
Adding some 🍓🍋🍑 in my water at last night’s @tasteoftennis. pic.twitter.com/S2JYbZ8DXG
— Stefanos Tsitsipas (@StefTsitsipas) 2018年7月31日
誰かに似てると思ったのですが、オーランド・ブルームに似てるときがあります。(ヒゲがあるからかもしれませんが。。。笑)
シャポバロフ、チチパス、ルブレフあたり20才以下のニューカマーの活躍で男子テニスがますますおもしろくなりそうですね。