今年のロジャーズカップは、まさにステファノ・チチパスのためにあったといっても言い過ぎではないくらいのインパクトでした。
TOP10プレーヤーを1大会で4人も葬ったチチパス
2回戦
8位のティエム(オーストリア)6−3、7−6(8−6)
3回戦
10位のジョコビッチ(セルビア)6−3、6−7(5−7)、6−3
準々決勝
3位のA・ズベレフ(ドイツ)3−6、7−6(13−11)、6−4
準決勝
6位のアンダーソン(南アフリカ)6−7(4−7)、6−4、7−6(9−7)
内、A・ズベレフとアンダーソンは、1セットダウンからの逆転勝ちという底力も垣間見えます。
20 years old today and facing Rafa Nadal in his first Masters 1000 final…
Happy birthday, @StefTsitsipas 🎉#RogersCup pic.twitter.com/wtV8BmO9wh
— Tennis TV (@TennisTV) 2018年8月12日
決勝の日がちょうど20才の誕生日でファンから祝福されるチチパスのマスターズ1000初決勝の相手は王者ラファエル・ナダル。
ナダル対チチパスのハイライト動画
ファーストセットは、ナダルが機制を制して6−2とあっさり先取。セカンドセットもナダルが早々にブレイクして流れはナダルかと思われましたが、チチパスがついにナダルを捉えます。
5−4、ナダルのサービングフォアザマッチ。ナダルが絶対とりたかったゲームをブレイクバックして、勝負はタイブレークへ。
試合を観てスゴイと思ったのが、チチパスは、フェデラー、ワウリンカ、ガスケと片手バックの名手があれだけ苦しんだナダルのフォアのスピンをさほど苦にせず返球している所。
最後の方は、フェデラーがつかんだライジング気味のタイミングでエースをとっていました。この対応力がチチパスの非凡な能力なのかも。
あわや逆転かと思われたタイブレークは、ナダルが反撃を許さず7−4で押し切って、80回目のATPタイトル獲得を果たしました。
ナダルのスポーツマンシップ
Fantastic sportsmanship from @RafaelNadal to @StefTsitsipas 👏👏👏#RogersCup pic.twitter.com/7GiV31Xex4
— Tennis TV (@TennisTV) 2018年8月12日
チチパスのサービス。観客の奇声にサービスが乱れ大きくフォルト。
打ち直しを要求しようと審判へかけよるチチパスにすかさずナダルが打ち直しを認める仕草をしてポイントはやり直しに。
ナダルはたとえこのポイントで負けてしまったとしても同じ場面で同じことをするんでしょうね。
ま、その心配もなくストレートで勝ってしまうわけですが。
マッチポイント動画
いつもよりも激しく勝利の雄叫びをあげたナダル。
まだまだ王者の頂きは陥落しそうにありません。
そんなナダルも完璧じゃない
Hey, no one's perfect 😉#RogersCup pic.twitter.com/mH6iQqdZY1
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トロフィの向きが反対で横から直してもらっています😊