永(なが)かった。。。
シモナ・ハレプ、苦難の連続だったナンバー1への道のり
全仏オープンでは、グランドスラム初優勝とランキングNo.1がかかった決勝戦で、20才の新星エレナ・オスタペンコに敗れ、くやしい準優勝。
ノーシードのオスタペンコとの対戦は、試合前は圧倒的にハレプ有利の予想、試合も6-4で第1セットをとり、第2セットも3−0までリードしながらの逆転負け。
全仏決勝のハイライト動画
本人もつらい敗戦だったと述べていました。
ウィンブルドンでも、勝てばNO.1となる準決勝。ジョアンナ・コンタ(英国)との大接戦の末(7-6(7-2)、6-7(5-7)、4-6で敗戦。地元イギリスの選手が相手での完全アウェイ。しかも、マッチポイントは観客から悲鳴があがって、試合を止めたハレプがポイントを失って終了という、後味の悪い結末。
ウィンブルドン準決勝、ハレプ対コンタ戦での問題のマッチポイント動画
さすがのハレプも「ポイントのやり直しをすると思っていた」と抗議するほど、それでも、相手サービスがよくブレイクのチャンスがなかったと、相手を称えるコメントを残し、次の機会を待ちます。
全米オープンでも第2シードで1位を狙えるチャンスがあったにもかかわらず、復帰したマリア・シャラポワ(ハレプはシャラポワが苦手で対戦成績は、0勝6敗)と1回戦で対戦するという厳しいドロー。
USオープン2回戦ハレプ対シャラポワのマッチポイント動画
結果は、ハレプが奮闘をみせ2時間半超えの接戦になるも、4−6、6−4、3−6で敗退。シャラポワの復活の引き立て役になってしまいます。
この時には、なぜ第2シードがいきなりシャラポワと対戦なのか?!全世界はもっとハレプを応援しろ!!(#゚Д゚)ゴルァ!!と思ったものです。
なぜか、あと1歩のところで起きる非情なアクシデント。
実力は十分、不屈の精神と素晴らしいスポーツマンシップの持ち主。くやしい負け方をしても、相手がよかったと讃え、結果を受け入れるハレプをずっと応援していました。
しかし、ついに彼女が報われる時が来ました!😂
中国オープン、シャラポワとの3回戦、6−2、6−2でハレプの完勝
中国オープン、オスタペンコとの準決勝、6−2、6−4でこちらも見事な勝利
9月30日から行われていた、中国オープン(プレミア大会)でシャラポワに勝利、続いて準決勝でオスタペンコに勝利したハレプは、ついに世界ナンバー1になりました!!😝
どちらもくやしい負け方をした相手に完勝といってもさしつかえない内容でNO.1を勝ち取ります。
まるで映画をみているかのようです。ロッキーですかこれは?(笑)
No.1になったハレプのセレモニーの動画
1を形どったバラを手に満面の笑顔を浮かべるハレプ
これです!これが観たかった!!
ルーマニアで初めて、WTA歴代25人目の女王誕生です。
あとは結果だけだったのでこのNo.1は、がんばってきたご褒美のなかでも最高のものだったのではないでしょうか。
おめでとうハレプ!
。。。すこし文章が熱すぎましたか
ナンバー1争いはここで決着、WTAファイナルズ
ただ、年間ランキングとなると、全く油断はできません。
女子の最終戦であるWTAファイナルズで、この1位はあっという間にひっくり返る可能性があります。
WTAファイナルズは、女子のランキング8位までの選手だけが出場できる特別な大会。
今年の選ばれし8人の選手、左からキャロリン・ガルシア(フランス、8位)、ビーナス・ウィリアムズ(アメリカ、5位)、エリナ・スビトリナ(ウクライナ、3位)、シモナ・ハレプ(1位、ルーマニア)、優勝カップをはさんで、ガルビネ・ムグルサ(スペイン、2位)、カロリナ・プリスコバ(チェコ、4位)、キャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク、6位)、エレナ・オスタペンコ(ラトビア、7位)となっています。
1位であるハレプは、獲得ポイントが、5675pt
2位のムグルサ(スペイン)は、5635ptとわずか40ポイント差、
以下、7位のオスタペンコ(ラトビア)でさえ4510pt。
WTAファイナルズは勝てば250ポイント、全勝で優勝すれば獲得ポイントが、1500ポイントと7位のオスタペンコまでランキング1位の可能性が残されています。
8人の出場選手でパチリ、自撮り棒をもっているはなぜか1位のハレプ。人柄ですかね。
10月22日(日)から始まったWTAファイナルズ、ラウンドロビンでのハレプの相手は、キャロリン・ガルシア。
実は、1位になった中国オープンでの決勝で対戦し負けています。
勝ったり負けたり、本当にいまの女子テニスは誰が誰に強いのかまったくわからない状態です。
試合は、10月23日(月)の20時30分開始予定です。
残念ながらWOWOWでもやってませんので、視聴するならDAZN(ダゾーン)というドコモグループが配信しているスポーツ動画配信サイトに申し込むしかありません。
動画だけならWTAの公式動画サイト(WTA – YouTube)でも観れます。
年間ナンバー1は誰になるのか?
ハレプであってほしいですが、そこは最終戦の行方を見守るのみです。
ファイナルズのドローセレモニーでのハレプ。ポーズがきまってますね!