マルチナ・ヒンギスが3度目の引退、ダブルス1位で有終の美を飾る

テニス界の天才といえば、男子は、ロジャー・フェデラー。女子は、やはりこの人、マルチナ・ヒンギスが名前に上がります。

なんといっても16才での全豪オープン優勝(最年少記録)。17才の時には全仏を除くグランドスラム3大会で優勝し、あっというまにWTAの頂点に駆け上がります。

体格は170センチほどしかない、華奢にもみえるその体からは想像できないほど、キレのあるコントロールショットを放ち、どんなショットも簡単にこなします。

その時もっとも効果的な場所にボールを打つことができるクレバーなテニスが彼女のテニスの魅力です。

フェデラー曰く、「テニスの勝ち方を教えてくれた1人」と言わせるほど。


1997年の全豪オープン決勝から

ランニング・ショットで、あっさりダウンザラインをきめてしまうあたりに才能を感じます。


ウィンブルドンのミックスダブルスから

ヒンギスの読みがすごい!信じられないショットで返球します。

納得の引退

そのヒンギスがついに引退。

1度目は、パワーテニスが女子テニス界を席巻していくなか、怪我でのリタイア。

2度目は、ランキング7位まで復帰するもドーピング検査での陽性反応検出での不本意な幕引き。

3度目、2013年からダブルスで復帰した彼女は、女子ダブルスで3回、ミックスダブルスで4回のグランドスラム優勝を果たし、ダブルスランキングは、ナンバー1と最高の成績を残しての勇退となりました。


年間ナンバー1が確定したヒンギス/チャンペア


WTAファイナルズでの最後の試合


ヒンギスのキャリアを振り返る動画