【前人未到!フェデラーが7年ぶり5度目の優勝】全豪オープン決勝、フェデラー対ナダル【全豪オープン2017】

優勝おめでとう!ロジャー!

すごすぎます!なんというプレー、そしてメンタル。

歴史に残る名勝負になりましたね。

11勝23敗の圧倒的不利な対戦成績

決勝の舞台、ロッドレーバー・アリーナへ入場するフェデラーとナダル。

歴代の優勝者が左右に描かれている通路を抜けていきます。

ナダル入場時のBGM(カルバン・ハリスのマイ・ウェイ)

カルバン・ハリスはスコットランドのレコードプロデューサー、DJ、シンガー、ソングライターです。


マイ・ウェイ(Official Video)

レガシーマッチと名付けられたフェデラーとナダルの決勝戦。

直近は、2015年のバーゼル(スイスインドア)で対戦しフェデラーがナダルに勝利しているものの、これまで対戦成績は、11勝23敗と大きくナダルに差をつけられています。

わずか34分!第1セットは、フェデラーが先取

フェデラーは初めからショートポイント中心で、隙があれば前にでて、ナダルとロングラリーを避ける作戦です。

ラリーで決められないように、センターへボールを返す場面もありますが、ディミトロフとの違いは、フェデラーが時折コート内に踏み込んで、バックハンドで強烈なクロスを叩き込むところです。

ナダルに鍛えられたといっても言い過ぎではないバックハンドは、もう弱点ではなく武器となっています。

第2セットはナダルの圧勝

1−0でフェデラーのサービス、ナダルのフォアのカウンターが見事にきまり、流れをつかむと一気に3ゲームを連取。
第2セットは、6−3でナダルが取り返します。

少しでも流れを渡すと一気にセットをとられる緊迫感漂うゲーム展開です。

第3セット、フェデラーがギアをあげスーパーショットを連発

第3セットは、一気にギアを上げたフェデラーのショットがとにかく切れていました。
とにかくセオリーの逆、狭いところを躊躇なく狙うフェデラー。

0:35からボールがワンバンドするのを許さず回り込んでドライブボレー。
は、速すぎです。

第4セット、ナダルがついに追いつく

ナダルがすごいところは初めは全くポイントがとれなくても徐々に相手に合ってきて
最後は、取れないボールがなくなるところです。
これをやられたら相手は、どこに打っていいかわからなくなってしまいます。

0:42からフェデラーがクロスにスーパーアングルショットを繰り出すも、驚異的なカバーリングで追いついてしまいます。

第5セット、信じられない逆転劇

フェデラーが、ナダルに1ゲーム目からブレイクされ、ナダルの3−1。

「もう、だめだ!」

と思ったのはわたしだけではないはず。

しかし、フェデラーは自分を信じていました。
第6ゲーム、3−2、ナダルのサービスでついにブレイクバックに成功。


更に第8ゲーム、4−3の40−40からエース級のラリーの応酬のあと、フェデラーが超ライジングでダウンザラインを決めます!
ラリーの回数は実に26回。勝負を決めた1ポイントだったのかもしれません。
このゲーム、フェデラーがブレイクし、5−3。

マッチポイント、最後まで気が抜けませんでした

サービング・フォア・ザ・マッチ、フェデラーのサービスが入らず0−30トリードされるも、取り返してデュースに。

ここでフェデラーのサービスエースかと思われたが審判は、フォルト。
チェレンジをフェデラーが使うとなんと判定はイン!

ナダルも返球できていませんでしたが、ポイントやり直しとなり、デュースから再会。
ここで崩れなかったフェデラーのメンタルは本当にすごいです。


最後は、フェデラーが打ったフォアがインになって、ついに完結!

フェデラーが18度目のグランドスラム優勝を達成しました!


こちらはマッチポイントと達成した18のグランドスラム優勝のハイライト。


優勝後カップをもってファンにごあいさつ

敗れたナダルも素晴らしいプレーでした。
準決勝のディミトロフ戦、そしてフェデラーとの決勝。

この2人の対戦が観れて、本当によかったと思います。

最後に。。。これが1番うれしいかも


トロフィーを持って帰ってきたフェデラーを妻のミルカさんが迎えます。
めっちゃラブラブですねー、観てるほうが照れました。