フェデラーへ挑戦するのはナダルかディミトロフか?
2人の対戦成績は、ナダルが7勝1敗で大きくリード、さすがシングルバックハンドキラーです。
ディミトロフは、ナダルの左利き特有のワイドに逃げていくサービス。
そして回転がかかったエッグボールにフィットしきれていないようで、
第1セットは6−3ナダルが先取します。
とにかく、ラリーが長い!
第2セットは一転ディミトロフが7−5で取り返します。
軽快なフットワークと深いショットでナダルと真っ向勝負を繰り広げます。
ナダルのアングルショットやカウンターを警戒してか、ディミトロフがとにかくセンターにボールを集めるため、ラリーが続き、ナダルはポイントをとるためにワイドへ打たざるおえない。
そんな根気のいる試合展開が続きます。
ナダルがセンターからひたすら広角にラリーを打ち続けて打って打って、最後は前でボレー。
なかなか決めさせてもらえません。
ディミトロフがナダルに競り勝ってファイナルセットへ
第3セットは、ナダルが7−6で取り返します。(実際ここを落としていたら勝てなかったかも)
徐々にディミトロフがラリーを支配する時間が長くなっているように感じました。
第4セットになってもディミトロフのサービスゲームは、あっさりゲーム。
ナダルのサービスゲームは慣れてきたディミトロフのリターン率があがり、キープに苦しんでいるようでした。
ロングラリーからナダルのダウンザラインのパッシングショット。
劣勢なようでいつの間にかポイントしているところがナダルらしいです。
このセットもタイブレークまでもつれますが、若干、勢いはサーブで優勢なディミトロフにあり、7−4でファイナルセットへ突入しました。ここで、私は、あーナダル負けかなーと思ってしまいました。
ファイナルセットは神の領域
既に試合時間は4時間を超え、どちらも疲労しているはずなんですが、パフォーマンスが全く落ちません。高レベルなラリーの応酬が続きます。
4−3でナダルのサービス。15−40のダブルブレイクポイントから驚異的な粘りで、ディミトロフの猛攻を凌ぎきります。あとから考えるとここがターニングポイントだったんですね。
凌いでなおあのダウンザラインに打つ勇気。本当にナダルは、どんなメンタルしてるんでしょうか。
4−4、ディミトロフのサービスで、ついにナダルがブレイク!
押されながらもディミトロフの一瞬の集中力の乱れを逃しませんでした。
5−4のナダルのマッチポイント、ここでもディミトロフが素晴らしいプレーで勝利を渡しません。
2回目もディミトロフは、ナダルにポイントを渡さず、ついに3回目のマッチポイント。
ナダルのマッチポイント動画
ディミトロフのボールがアウトし、前のめりに倒れこむナダル。
観客は総立ち、すごい歓声です。
試合全体のハイライト
ディミトロフ対ナダル戦のスーパーショットTOP5動画
フェデラーの待つ決勝へ
勝利後のナダルのオンコートインタビュー。
昨年、膝を痛めていたフェデラーが自身のテニスアカデミーに来てくれたことを話すナダル。
フェデラーのことを話すナダルが本当にうれしそうです。
彼との対戦を心待ちにしていることが伝わりますね。
それにしてもディミトロフのパフォーマンスがすばらしく、ナダルが勝ったことに正直、驚きました。
全豪の奇跡、フェデラーとナダルの対決は、はじめから決まっていたのかもしれません。
とにかく楽しみすぎるフェデラー対ナダルの試合は、1月29日(日)17時30分開始予定。
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