錦織はソックに無念の敗戦!フェデラーはキリオスの棄権でベスト4へ【BNPパリバ・オープン2017】

錦織のマスターズ1000初優勝の期待はアメリカのジャック・ソックに阻まれてしまいました。


錦織圭vsジャック・ソックのハイライト動画

初めから戦略は決まっていた

対戦前の会見でもソックは、この弾むコートとスピンを活かして臨むといってましたし、錦織は、スピン(キック)サーブとを弾むフォアがありやることがたくさんあると言っていました。

どちらもやることは決まっていたのです。

コートサーフェスと風

試合が始まると予想通りの展開にソックのスピンサーブとフォアに苦しむ錦織。

ソックは、セカンドサーブでも70%のポイント獲得率。
風もあって錦織のショットの精度は悪くなるばかり。


ソックの繊細なタッチボレー。2014年にウィンブルドンダブルスで優勝しており、テクニックもあります。

サーブ、フォアはスピンを活かしてガンガン。最後は、前にでてボレーできっちり。
リズムと繊細なコントロールで徐々に詰めていく錦織とは確かに相性はよくなかったですね。

3−6、6−2、2−6とリズムがつかめないまま押し切られてしまいました。


ジャック・ソックの試合後のインタビュー動画。
錦織は、ソックが初めて勝ったTOP5の選手という残念なレッテルがついてしまいました。

勝たなければいけない相手ではありましたが、切り替えて次のマイアミでがんばってほしいです。

キリオスの不運

ジョコビッチを2試合連続で倒してキャリア最高の状態でランキングを駆け上がっていたニック・キリオスがまさかの体調不良(食中毒?)で棄権


キリオスのツイッターから、無念の棄権を伝えるメッセージ

これはもったいない・・・しかし、ジョコビッチやマレー、フェデラー、そして錦織なら絶対こういうことはないはず。ちゃんとチームを組んで試合にベストな環境を整えるというのもトッププロとして生き残れるかどうかのカギですね。

フェデラーが再び輝き始める

おもわぬ形でベスト4進出となったフェデラーですが、この難しいコートでエースを量産しまくっています。


ソックの跳ねるフォアにバックハンドでダウンザラインを叩き込むフェデラー

フェデラーはあの悪評高いブルークレーでも優勝してますし、芝でコンディションが目まぐるしくかわるウィンブルドンも得意です。きっと対応力がずばぬけて高いんでしょうね。
【テニス】選手に不評な「ブルークレー」について – NAVER まとめ