先のシティ・オープンで若手ズベレフに完敗だった錦織に、更に厳しい結果がつきつけられます。
ATP1000のロジャーズ・カップ。フランスのガエル・モンフィスとの2回戦。
7-6(7-4)、5-7、6-7(6-8)で、4回もマッチポイントを握るも逆転を喫し、無念の初戦敗退。
ガエル・モンフィスは、派手なプレーに目を奪われますが、恵まれた身体能力を活かしたコートカバーリングも持ち味。
錦織とは、プレーがかみあうのか接戦になることもしばしば。
いままで対戦した3試合はどちらか勝ってもおかしくない試合でしたが、錦織が勝利しています。
2016年のマイアミ・オープン
4-6 6-3 7-6(3)
2016年のリオ・オリンピック
7-6(4) 4-6 7-6(6)
一方、モンフィスはくやしい敗戦を重ねていました。
しかし、今回は、違っていました。
モンフィスは、4度のマッチポイントを握られながら驚異的な粘りで追いつき、自身のマッチポイントはスーパーショットで締めくくります。
マッチポイント後のモンフィスの雄叫び、いままでの負けが帳消しになった気分できっとめちゃくちゃうれしいはず。
最後、握手をしますが、錦織は、なにか不完全燃焼のすっきりしない顔をしています。
初戦がモンフィスというのは、確かにきびしいところはありますが、数年前とは違いテニスの質は、格段にあがっているはずです。
それでも勝ち切れずに接戦になって、最後は相手の調子が上がり負けてしまう。
こんなパターンのテニスがつづくと自信が持てないので更に負け続けてしまう。(以下、繰り返し)
いま、錦織はそんな危険なループの入り口にいるのかも。。。
踏みとどまるのは、ここしかない!!
最近の錦織は、どこか緊張感というよりは、焦燥感を強めているような気がします。
ドロップショットを失敗しても一瞬ニヤっと笑ってしまうような、リラックした状態で試合に望んでほしいというのは、いちファンの願望です。
2015年のロジャーズ・カップでのドロップショットの珍しいミスショット動画
つらい時期ですがプレーを楽しみながら、がんばってほしいです。