ベスト8に2人の日本人、錦織は試合を支配し、大坂は壁を超えた!そして波乱も【全米オープン2018】

ベスト8を決める試合。ベスト16では大坂が完璧な試合をしましたが、今度は錦織がみせてくれました。

錦織はコールシュライバーにストレートで勝利、次はチリッチ


錦織対コールシュライバーのハイライト

6−3、6−2、7−5のストレートで勝利

やるべきことをやって、第3セットは、相手の最後の抵抗にあいつつも自分のゲームメイク通り勝てた感じの試合でした。

コールシュライバーも「錦織はほとんど試合を支配していた」とコメントするほど。

デイゲームだったので体力の消耗をおさえることができたのがよかったです。

錦織が勝利後、ガッツポーズ。暑くタフなコンディションでこの内容。納得の試合だったと思います。

次の相手は、マリン・チリッチ。

2014年の全米オープン決勝で、すさまじい集中力をみせ、錦織をストレート破った因縁の相手です。


2014年、全米決勝チリッチ対錦織

今回も3回戦でオーストラリア若手のデミノーに3−1、4回戦でベルギーのゴファンにはストレートで勝利し、調子をあげています。

錦織はそのあと何度もチリッチには勝っていますが、グランドスラムで強さを増すチリッチに勝利することに意味があります。

ここが全米決勝と思って錦織にはがんばってほしいですね。

大坂なおみがタフマッチを制してサバレンカに勝利

サバレンカはベラルーシの20歳、ランキングも20位で、大坂は19位。

伸び盛りの若手同士の対決となりました。


大坂対サバレンカのハイライト

お互い1セットをとった(6−3、2−6)あとのファイナルセット。見事6−4で勝ちきりました❗

第2セットを2−6でとられたときはいやな流れでしたが切り替えがうまくできました。

ベスト16の壁を超え、試合後感動のあまり涙を流していましたのも印象的でした。

次の相手はレシア・ツレンコ(ウクライナ)

2時間半の激闘を制して勝ち上がってきた彼女も試合後に涙を流していました。

どちらもゆずれない1戦。大坂選手にはさらに強い気持ちで望んでほしいです。

錦織がWOWOWで大坂を応援する様子をツイッターにあげていました。

2人でお互いを引き上げて勝っていこうという気持ちが伝わってきます。

次も勝って2人揃ってベスト4とかになってしまったら日本中が大騒ぎですね。

まさかのフェデラー陥落!55位のミルマンに逆転負け

これはつらい・・・


フェデラー対ミルマンのハイライト

6−3、5−7、6−7、6−7

明らかにフェデラーのコンディションが悪くなっていきました。

ジョン・ミルマン(オーストラリア)は、ストローカーで堅実な選手。

ムラのある選手ならあるいはしのげたのかもしれませんが、これが勝負の厳しいところです。

テクニック・メンタル・スタミナ、すべてが揃っていないと勝ち残れません。

試合後、フェデラーが「呼吸が苦しく、早く試合が終わってうれしかったように思う」とコメント。

フェデラーからこのような発言がでるのを聞いたことがありません。

年齢を感じたくはないですが、生ける伝説もこの全米オープンの暑さにはまいったというところでしょうか。

最後に錦織のワンショット

かっこよかったのでつい

モノクロで渋い写真です。