フェデラー、紙一重でキリオスをかわしてナダルの待つ決勝へ【マイアミ・オープン2017】


ロジャー・フェデラー対ニック・キリオスのベストショット集から

2人の試合は、2015年のマドリッド(クレー)が初対戦。

その時はキリオスが6−7,7−6,7−6で勝利し、次世代ナンバー1を狙える器であることを証明しました。

今回は、フェデラーが復帰して更に進化してしまった状態での対戦です。

第1セットから緊迫した展開。キリオスは何度もブレイクされそうになりながら踏みとどまり、タイブレークへ突入。

ここは、フェデラーが11−9でものにし第1セットを先取します。

第2セットは、4−4まで落ち着いたキープの展開。特にフェデラーのサービスゲームは鉄板の安定感でした。

そして、第2セットもタイブレークへ・・・

しかし、ここからのキリオスのメンタルの強さ、勝負どころの集中力はすさまじいものがあります。

1:06から。第2セットタイブレーク、フェデラーの2度のマッチポイントを凌ぎきって9−9。

フェデラーのボレーをフォアハンドで切り返し、気合の入ったガッツポーズ!

観客がフェデラーよりの完全アウェイの状況で、プレーの冷静さを失わなかったキリオス。(ラケットには感情をぶつけてましたが。笑)

ファイナルセットもタイブレークまでもつれ、最後までどちらが勝つのかわかりませんでしたが、7−5でフェデラーが紙一重で勝利しました。

気が付きましたか?

2人の対戦は、いままで6セット全てタイブレークです。
こんなことってあるんですね。


準決勝のハイライト動画

0:26、フォニーニがはなったドロップショットをとりに行く際、ナダルの靴が脱げるアクシデント。

ナダルは、幸いにもどこも痛めてないようで、よかったです。

そんなのありかよ・・・フォニーニがそんな顔で笑っていました。

ナダルはフォニーニに6−1、7−5。フォニーニが好調でスコア以上に接戦でした。

1:18、ネットへ走りこんだキリオスが、股抜きアングルショット。

股抜き必要かって感じですが、こういうキリオスのプレー。けっこう好きです。

決勝は、フェデラー対ナダルになりました。

ナダルは全豪とインディアンウェルズの雪辱をはたせるか?

フェデラー・エクスプレス(なつかしー)は、止まらないのか?

楽しみなマイアミ決勝は、4月3日(月)の午前2:00開始予定です。