【勇者の帰還と崖っぷちの王者】大会5日目、ワウリンカ対デル・ポトロ、フェデラー対エバンスのハイライト【ウィンブルドン2016】

3度の手術を乗り越え、ランキング165位から這い上がる男、ファン・マルティン・デルポトロが躍進しています。


ワウリンカ対デルポトロのハイライト動画

はじめは3−6でワウリンカが好調な滑り出し、しかし第2セットからワウリンカの歯車が徐々に狂い始めます。
それは、ワウリンカ自身の問題か、それともデルポトロのショットの迫力なのか。

デルポトロはバックもまだスライスが多く、100%ではない様子。それでもサービス、クロスのカウンターの威力は、かつてのBIG3を脅かすまさに破壊王のショットの片鱗をみせていました。

ワウリンカにパワーで真っ向勝負できるプレーヤーはそれほど多くありません。
じわりじわりとプレッシャーを与え、それが残りのセットの6−3、7−6、6−3の逆転劇につながったのかもしれません。


デルポトロの勝利インタビューとマッチポイント動画

十字をきり天を仰ぐデルポトロ。
どこまでいけるのかわかりませんが、真摯な姿勢につい応援したくなる選手ですね。


フェデラー対エバンズは、フェデラーが危なげなく、6−4、6−2、6−2とベスト16、1番乗りです。


ジョコビッチ対クエリーのハイライト

神クエリーがでました。第1セットを7−6でとると第2セットを6−1でもぎとります。
サーブも、フォアもショットの威力が規格外。それが入りっぱなし状態になるのが神クエリー。(と勝手によんでます)

あの王者ジョコビッチ相手に2セットアップと一方的な展開。
しかし、ここで雨で順延。ジョコビッチには救いの雨となるでしょうか。