ガルビスとのベスト8をかけた対戦。
先がみえない白熱した内容で、本当にハラハラする試合でしたね。
ガルビスの怪我もあって4-6、7-6(5)、7-6(10)、6-1と錦織が、松岡修造以来のウィンブルドンベスト8進出を果たしました。
ガルビスの転倒からが正念場でした
お互い1セットずつとったあとの第3セット。タイブレークに突入したあと、錦織が4−2でリード。
ここで錦織に逆をつかれたガルビスが転倒。5−2とリードを広げます。
リードした流れのままプレーを続けたかった錦織ですが、ガルビスのメディカルタイムアウトで流れが止まりました。
再開後は、ガルビスがポイントを連取し、5−5、6−6と苦しい時間が続きます。
膝にテーピングをして明らかに動きが悪くなったガルビスでしたが、サービスは未だエースを取れるほど鋭く、最初にセットポイントを握った錦織が逆にその後、ガルビスに2度もセットポイントを握られピンチに。
強打で自滅しない、さらに相手に攻撃されにくいコースへ球種を選びながら耐える錦織、結局22本のラリーを制して10−10に戻します。
最後、11−10でむかえたセットポイントは、錦織のスライスのフォアに対応しきれなかったガルビスのミスで決着となりました。
本当に紙一重の内容だった第3セットでした。
錦織対ガルビスのマッチポイント動画
第4セットは膝を痛めたガルビスには錦織を止める力は残っておらず6−1でゲームセット。
錦織の天を仰いだ歓喜のポーズ。
ウィンブルドンの公式インスラグラムで「未知の領域、1955年以降、日本男子として初めて準々決勝へ進出。」と偉業を称えるコメントと画像が掲載されていました。
ノバク・ジョコビッチという最大の壁
ジョコビッチ対カチャノフのハイライト動画
次の相手はジョコビッチ。BIG4の1人が肘の怪我から復活して錦織の前に立ちふさがります。
前哨戦のハレ(ゲリー・ウェバー・オープン)で錦織が2−6−、2−6と圧倒されたロシアのカチャノフ相手に3−0のストレートでベスト8進出。
対戦成績は、2勝14敗と圧倒的に不利な内容ですが、苦しい試合を乗り越えた錦織には期待できるなにかがあります。
がんばってほしいです💪