ゴファン優勢も審判のミスジャッジが流れを変えた!?ナダルが勝利し、ラモスの待つ決勝へ【モンテカルロ・ロレックス・マスターズ2017】

準決勝で、ジョコビッチをフルセットで破ったダビド・ゴファン。

今季は、ATP250と500でそれぞれ準優勝と安定した成績を残しており、好調を維持しています。


ストローク戦で、ジョコビッチを振り回し、最後はフォアでフィニッシュ!

ナダルとの対戦は、意外にも初顔合わせ。

序盤、3−2ゴファンリードからナダルのサーブに対してブレイクポイントを握ったところで事件はおきました。

ナダルのボールが長く、線審がアウトのコール。しかし、主審がオーバールールでインの判定。


これには温厚なゴファンも激しく抗議。ハードコートならチャレンジして即、ブレイクの場面です。


ボールは明らかにアウト。ビデオの再現でもアウトになっていました。

しかし、クレーコートは、ボールに跡がのこるのでホークアイによるチャレンジシステムはなく、主審も別のところを指して判定を変えません。

結局、ゴファンはブレイクできず、先制のチャンスを逃します。

この判定に観客も大ブーイング。いつもは、ナダル押しの観客もゴファン寄りになって異様な雰囲気に。

そのあとも流れは変わらず、6−3、6−1とボコボコにやられるゴファン。名勝負の予感があっただけに、後味の悪い試合になってしまいました。

試合後、ゴファンは審判への握手をしませんでした。あの礼儀正しいゴファンをここまで怒らせるなんて。。。

ミスジャッジが悪いとはいいません。もう人間の目というのを判断基準にするのは選手にとっても審判にとっても酷かと。

とくに選手は人生かかってますから。

ナダルは全く悪くないにもかかわらず、やりにくい試合でしたが淡々と勝つ辺りは鋼のメンタル。

さすがです。

決勝の相手は、ラモス・ビノラス。

堅実なスペインの選手で左利き、同じタイプですから順当ならナダル優勢ですが、まさかが起こるクレーコート。

まぐれで、マレーとチリッチを倒せるはずはありません。いま、ラモスは、絶好調男なのです。


ラモス・ビノラスの紹介動画


ラファエル・ナダル対ラモス・ビノラスの決勝プロモ動画

4月23日(日)の21時30分開始予定。

放送は、NHKのBS1で視聴できます。

ナダルが10度目の優勝を飾るか。ラモスのマスターズ1000初優勝か。

日曜の夜はやっぱりテニスですよね。