ファイナルズ決勝ラウンドの前に我らが錦織選手の最終戦を少しだけ。
錦織、納得はいかないものの全体としては素晴らしい復帰を果たした1年
ラウンドロビンの最終戦、錦織選手は、ティエムを地元ウィーンでボコボコ(6−3、6−1)にしたのですが、今度はお返しとばかりに1−6、4−6と手ひどくやられていましました。
対ティエムとのハイライト動画
コートサーフェスとボール両方に合わなかった錦織は「葛藤の一週間」と述べている通り試行錯誤するもチャンスを掴めませんでした。
2018年を振り返る錦織
怪我から復帰して成長した錦織選手。来年が楽しみです。
決勝トーナメント準決勝、フェデラーに競り勝ったズベレフが決勝進出
ズベレフは、イズナーに7−6、6−3勝利し、ラウンドロビン2位通過となりました。
イズナーとは10才以上年齢差はありますが共に練習をする仲で、試合中には緊迫した中にもユーモラスなシーンがありました。
コイントスで勝ったズベレフがレシーブを選択したらイズナーが「気を使ってもらって悪いね」(※ビッグサーバーのイズナーに対して自らレシーブを選んだ事に対してのジョーク)と
軽いノリで返したかと思えば
ズベレフのサービスエースがフォルトと判定されて「おいおい入ってるっしょ」とズベレフがボールを確認するためにネットまでかけよった所
イズナーが「心配すんな、入ってるよ」とネットへきてズベレフと握手。
これには、ズベレフもしばらく笑っていましたね。
フェデラーがストロークで押し込まれる厳しい展開、次期ナンバー1候補ズベレフの本領発揮
決勝トーナメントのメンバー(ジョコビッチ、ズベレフ、フェデラー、アンダーソン)のプロモーション動画がかっこいいです。
試合はというと、第1セット7−5、第2セット7−6と引き締まった好ゲームを制したズベレフが決勝進出。
コートが遅いためか、戦略的なのかフェデラーが多彩なショット(スライス&ドロップを多用していましたね)使ってズベレフを振り回すも、それに徐々に対応してきたズベレフがフェデラーを押し切った印象でした。
ズベレフ対フェデラーのハイライト動画
そんな中、ちょっとしたアクシデントが
ズベレフ、ボールボーイがボール落としてプレーを止める
タイブレークの最中、ラリー中にボールボーイがボールを落とします。ズベレフがラリーを止め、審判へ再プレーを要求します。
通常インプレー中に、なにかあったら審判がすぐに判断してプレーを止めるべきなのですが、結果としてポイントのやり直し後、流れがズベレフへ傾いたため、勝ったあとズベレフ
は、試合後に観客からブーイングがおこる、後味の悪い結果に。
ズベレフは、インタビュー冒頭に「まずはタイブレークのことについて謝りたい。あの場面では、プレーを止めるしかなかった」と悪くないにもかかわらず謝罪から語り始る紳士的な対応ををみせ、
フェデラーは、「ありえることで大したことではない」とボールボーイを気遣い、ズベレフに対しても「全く彼は悪くない」と声をかけていたようです。
全米の大坂なおみ選手の時もそうですが、ファンが熱くなるのは盛り上がっていいのですが、勝った選手には十分な敬意をはらってほしいですね。
フェデラーが敗れてツアー100勝がおあずけなのは残念でしたが、アンダーソンに6−2、6−2で圧勝したジョコビッチとの対戦はエキサイティングです。
ジョコビッチ対アンダーソンのハイライト
圧巻だったのは、激しいラリーの応酬のあと、ジョコビッチが決めたフォアのアングルショット。
ジョコビッチの雄叫びが会場に響き、そのあと歓声が沸き上がります、これは今大会のベストショット!?。
ジョコビッチ対ズベレフの決勝プロモーション動画
錦織を含めた他の選手がコートとボールへの対応に苦戦するなか別次元のパフォーマンスで勝利しているジョコビッチ。
ラウンドロビンで完敗(4−6、1−6)しているズベレフですが、立て直して自身初のファイナルズ優勝へチャレンジします😁
試合は、NHK BS1で19日(月)午前3:00〜
楽しみですが、起きていられる自信はありません😅