ニック・キリオス(20歳) vs ミロシュ・ラオニッチ(24歳)の次世代を担うスター候補同士の対決。これから錦織選手が何度なく対戦するであろう2人の対戦は、7−5,5−7,6−7,3−6で29位のキリオスが、7位のラオニッチに勝利しました。ラオニッチは、集中力を切らさず淡々とポイントを重ね、キリオスは時折、感情を爆発させながらラオニッチの隙を伺う。そんな展開でしたが、徐々にプレッシャーを強めていったキリオスが自分のテニスで押し切りました。ラオニッチは足を怪我していたのか、後半はサーブも100%でなかったような気がします。それにしてもトップ選手相手でも自分のテニスを貫いて勝てるキリオスはすごいです。将来まちがいなくトップ10圏内にくるでしょう。
その他のハイライト
ノバク・ジョコビッチ vs バーナード・トミック
6−3,6−3,6−3であっさり。トミックも弱くない(26位)のですがジョコビッチが強すぎます。
スタン・ワウリンカ vs フェルナンド・ベルダスコ
いつもならコロッと姿を消すワウリンカなのですが全仏優勝でワンランク上のレベルに到達したのか、難敵ベルダスコを6−4,6−3,6−3で危なげない勝利。負けてもいい笑顔のベルダスコ。ベテランの味です。
グリゴール・ディミトロフ vs リシャール・ガスケ
3回戦でこのカードは正直もったいない。6−3,6−4,6−4でちょっと以外でしたがガスケが勝利。ディミトロフはちょっとあっさりすぎましたね。前年のベスト4を超えられられず。
セリーナ・ウィリアムズ vs ヘザー・ワトソン
6−2,4−6,7−5
地元の大声援に後押しされたワトソン(ランキング59位)に危うく負けそうだったセリーナ。ワトソンは、もっと上のランキングでいける選手と相手を称えていました。