1日目、エースがきっちり勝利し1勝1敗
1試合目、クロアチアのエース、マリン・チリッチとアルゼンチンのフェデリコ・デルポニス
マリン・チリッチは世界6位、錦織圭と同世代で因縁の相手として、もうおなじみですね。
一方、デルポニスは41位ですが彼も26才で錦織と同世代。左利きでクセのあるテニス。
2016年のBNPパリバ・オープンではアンディ・マレーに勝利する大金星をあげています。
試合は、チリッチがセットカウント、2−0とリードするもデルポニスが追い上げ2−2のファイナルセットへ。デビスカップはランキング通りではない試合展開が魅力です。最後はエースの意地をみせたチリッチが、6−2で1勝目
しかし、デルポニスのサーブのタイミングは独特です。膝もエドバーグを彷彿させるほどの屈伸ぶり。伸びしろありそうな選手です。
2試合目は、今年、復活し、既にトップ10レベルの実力を持つ、デル・ポトロ(38位)とクロアチアの巨人イボ・カルロビッチ(20位)、ここはデル・ポトロが、4-6 7-6(6) 3-6 5-7で勝利。
マレーやジョコビッチに勝てる実力を有するデル・ポトロが本来の実力を発揮すればカルロビッチには勝ち目がありません。
1日目のハイライト動画
2日目、天王山のダブルスをクロアチアが制し、アルゼンチンは崖っぷちに
3試合目は、マリン・チリッチ/イワン・ドディグ対デル・ポトロ/レオナルド・メイヤー
どちらも両エースが登場し、ダブルスを先にとりたい意気込みを感じます。
ドディグは、ダブルス巧者でダブルスのランキングは11位、メイヤーは、最高位は21位だが今年は139位と順位を落としており、その差がでたのか、7−6、7−6、6−3とクロアチアがストレートで勝利。2−1とリードされたアルゼンチンは崖っぷちに。
2日目のハイライト動画
3日目、運命のエース対決、そして。。。歓喜の瞬間
マリン・チリッチ対デル・ポトロのハイライト
4試合目、運命のエース対決。第1セット7−6、第2セット6−2とチリッチの調子がよく、アルゼンチンはもう後がない状態に。テニスというスポーツで2セットダウンからの逆転は非常に困難で、アルゼンチン優勝はついえたかと思われました。
しかし、デル・ポトロはあきらめません。パワー・テクニック・メンタルタフネスを兼ね備えている彼は、チリッチにプレッシャーをかけ続けます。
あきらめないデル・ポトロ、股抜きショット(しかもロブ)でチリッチのミスを誘います。
アルゼンチン、サッカー界のレジェンド、マラドーナも観戦、盛り上がりまくってます。
第3セット7−5、第4セット6−4で追いつき、渾身のファイナルセットは6−3。最後はチリッチのリターンがネットにかかり、ゲームセット。デル・ポトロが勝利をもぎとりました。
5試合目、2−2でイーブンとなったデルポニスとカルロビッチの対戦。
今年のランキングは20位ですが、37才のカルロビッチ。26才のデルポニスの勢いを止めることはできませんでした。
6−3、6−4,5−2で迎えた40−15、カルロビッチのリターンがアウト。コートへ倒れこむデルポニス。アルゼンチンの選手、監督がデルポニスに向かって倒れこみます。
決勝ハイライト動画(デルポニスがもみくちゃになる所は、6:16から)
4度の決勝進出で勝てなかったアルゼンチン、ついに悲願の初優勝!
デル・ポトロが復活を果たして次々を夢をかなえていきます。
ツアーへ戻ってこられて本当に良かったですね。